2023年4月14日。前週の雨予報を退け天気に恵まれた走行会。
雲がところどころあるもののおおかた晴天、日差しは暖かく時折吹き抜ける風が丁度涼しく感じるこの日。
自分の人生で初となる走行会…「くろまめ走行会 vol.1」をにくきゅう氏と共に開催した。
主催者による始まりの挨拶は一日の会場テンションにも直結する。
ここだけの話、当日どもらないように話す要点を数日前からまとめて暗記し、開会式に臨んだ。
結果がどうだったのかは聞いていただいた方々の評価次第であるが個人的には無難にまとまったように思う。
今回の走行会のコンセプトは
「初心者でも未経験でも楽しむことができる温かい走行会」
全員に計測器が渡されるが、タイム云々は二の次である。
経験したいがきっかけがない、恐怖心がある、そういった方々にこそこの走行会をきっかけにスポーツ走行に目覚めていただきたく思う。
今は10年前のように山でバンバン走り回る文化も薄れてきてるからね。
その証拠に地元のスポットでは僕らの世代の後輩、そのまた後輩あたりでぴたっと途絶えてしまっているもんで。。。
ちょこちょこそういう車はみかけるものの本当に台数減ったからね。
今回の走行会には僕自身の走りの先輩にあたる方にも起こしいただいた⇓
この方、主戦場はドリフト。とにかくコントロールという部分に関してのスキルが高く、過去にそのイロハを教えていただき、走行会やら山やらいろんなところでお世話になった。
車も完成度が非常に高く、こういったスペシャルゲストが一人いると近代車の多い僕の周りへの刺激も大きいだろうし意識も改められるかなと。
またお越しください~
後輩の一人。
この日のためにしっかりとしたタイヤを用意した模様。
セッティングや各部のバランスのとり方等、車両の詰めはほどほどなものの、それでもしっかりヤルときはヤル子なので本当はガンガン教え込みたい(個人的に)。
地域が違うからつきっきりになれないけど…
大阪側にいるフルノーマルの個体で参加してきた子。
走りに関してはまだこれからという印象だけどやる気と姿勢がばっちり。
この子もこれから仕込んでいけば速くなりそう。努力次第よねこういうのは。
ついでにこの33スイフトでこのサーキット走ってみてほしいとの希望があったので借りて走った。(その動画を撮影されてたのは後から知る。。。←笑)
33スイフト速いわ。ノーマルでそれか?というタイムがポンと出る。。。
ちなみにこの走行会で車熱上げてくれたようで。主催冥利に尽きますわ。
大学時代からの友人。
去年の暮れに一緒にMLSを走った。今回は前回の反省を生かして仕様の変更やフルバケの導入などいろんなことでバージョンアップしてきたようだ。
相変わらずきれいなアルテッツアである。京都内で一番中身も外身も綺麗にまとまっている車両だと思う。末永く走り続けてほしい。
Loner's ステッカーもメットに貼ってくれてるしね。
ZC33が主催仲間のにくきゅう氏。後ろは店長のにゃんきち氏。
二人は経験者であり、普段の雰囲気も優しい。それは走り方にも滲みでている。
この日も安定した走行をしており、周りをイイ感じにやる気にしていたように思う。
※にくきゅう氏は一回やばそうなところあったけど(笑
こういったちょうどいい接しやすい雰囲気の経験者がいてくれると初心者も少し安心しそう。
そして自分。
今回の走行会ではテンロク+ドリフトタイヤで50切りを目指し、セッティング変更後の効果を見る目的があった。
写真の上が今回、下が前回。タイヤは前回と同じ。
足元を見るとわかるがスタビライザーの変更や減衰、アライメントの調整をしたおかげで姿勢が安定している。
車高もタイヤもそのままで比較したのだがロールが落ち着いていてより長くアクセルを開けることができるように感じた。
その結果あってか。。。
ベストをあっさりコンマ2秒更新。
変更をかけた新しい仕様にも慣れてきたところでさあこれから行くぞ…というタイミングで悲劇は起きた。
30Rへ飛び込みアクセルを開けた瞬間ボン!ガララララ・・・という音を立ててエンジンがストール。会場の参加者たちに押してもらってピットへ戻る。
燃ポンか?ヒューズか?とにかく確認しなければ原因がわからない。
これからというときにおこるまさかのエンジンストール。
起こってしまったことは仕方ないので最低限の確認作業を行ったが原因不明。あとは帰って確認。。。
その後走行会は無事に進行し、誰一人大きな事故を起こすこともなく楽しい雰囲気で終了。閉会の挨拶も済ませてひと段落。
ちなみにじゃんけん大会では金麦6本入りのケースを勝ち取った。
さて、まずは動かなくなったうちのロードスターをこの場から出す必要がある。
午前中にこのMLSを走り、今回の走行会の見学及びオフィシャルの手伝いをしていたL君に引きずりまわしてもらった。
牽引フックは奈良組のシカたん氏から。
助かった!2人ともさんくす!
広い場所でレッカー呼ぶまで数人に付き添ってもらって事なきを得た。
うちのロードスターのエンジンを製作したタケナカエンジニアリングにも連絡したが今は車がいっぱいで受入が難しいらしく、一時的に自宅で保管することになった。
車は48時間までは無料で預かってくれるようなので2日後の午前中に自宅で引き取ることにした。
一番奥が僕。
予約していた店舗で食事。
このほかにも3卓のテーブルを占領する形でみんなで夕食をいただきわいわいと晩餐を楽しんだ。
自分は車がないのをいいことにビールを飲ませてもらった。後の運転は同級生のアルテッツァ乗りに任せることで一日が終了。
日曜日の午前中。
動かない車がうちの近所に届けられた。
微妙に入り組んだ場所にある自宅ガレージに押しながら車を運んでゆく。。。
ありがたいことに近所の住民にも手伝ってもらった。こんな車とその持ち主に優しくしてくれるとは。。。今後はサイレンサーもっといいの入れるね。。。
無事自宅に収めたあと、各部をチェックしていく。
その中で最もやばそうなところがあった。
4番のプラグが。。。抜けない。。。?
緩めているときも異様に感触が固い。何とか緩めて引き抜こうとしてもなかなか抜けない。
ラジペンで何とか引き抜いたところ。。。。
これは終わってますん────
燃焼室で何かが起こっていることは確実。
しかし溶けるとかそういうレベルじゃないぞコレ。バルブクラッシュとかそういうたぐいのなにかではないだろうか?
プラグホールを覗いてみると金属片のようなものが見える。
さらに調査をすすめるとなんと4番ピストンに穴が開いていた。
腰上のOHはしていたようだが、腰下に関しては20万キロ近く走ったご老体だったのでそれを考えると大往生か。
なんにせよこのエンジンはもう使用できない。
使える部品を回収して載せ替えの方向で進めるとしよう。
PS.
このエンジンブローの一件から約3週間、次期仕様が決まってきた。
確定しているのは
・NB6Cのエンジン(B6)を使用する
・排気量はテンロクのまま、できることをする。
この二点である。
究極を求めるのであればボアアップやそれこそテンパチエンジンが望ましいしその体でエンジンを購入するのであれば正直安い中古エンジンベースで加工するのも一つの手かもしれない。
が、まだやり切ってないので。
テンロクでやりたいことがまだあるので。。。
状態のいいテンロクエンジンを見つけてこれたらいいなあというところである。
復活はしばらく時間が必要だ。