以前からエンジンルーム後方より出ていた白煙。。その原因はタペットカバーパッキンであることが目視で判明した。
VQ35DE以外でもV型エンジンはその名の通りV型にエンジンがマウントされているのでタペットのパッキン劣化によるオイル漏れ症状は持病とされているようだ。
しかしこの問題、タペットカバー本体にも問題があるようで、材質が樹脂製出ることが災いし、経年劣化でこのカバー本体も反って曲がってくるようなのである。
救いようがない。ただですら熱害の多いZのエンジンルームでなぜアルミ製にしなかったのか。。。
嘆いても仕方ないのででガスケット一式とタペットカバーASSYを用意⇓
ちなみにMITZONEという海外OEM品。
調査していると海外のユーチューバーなどが350Zのタペットカバー交換によく使用していたのでこの製品にした。耐久性は不明であるが樹脂に関してはさほど大きな差は出ないであろうという自己判断で手配を進めた。
※純正は倍のコスト
私の見解であるが漏れの問題はパッキンにあると思う。
海外OEMのカバーに付属するパッキンはゴミである…という評価が多かったので純正品と対策品を別々に用意し、このカバー本体と組み合わせて今回は組み上げることにした。
この際なのでじっくり観察。。。
⇑これが付属のパッキンで
⇑これが対策品
よく見比べてみてほしいが、溝の分厚さが違うことと余計なバリのなさやゴム自体の厚みが違うことがわかると思う。
レビューによると付属のものはこの溝が潰れきってすぐにオイル漏れを再発させるようだ。
プラグホールにあるパッキンも純正と同じ形状だがこちらも付属品ベースであると漏れ出すようなので対策品のガスケットに交換する。新品で少々勿体ないが思い切ってぐりぐりと外していく。
このガスケットを外すのに少々苦労すると思うが、死ぬ気でパスタを巻き取る気分で挑めば何とかなるだろう(?)
コツは"巻き取る”というところである。
外したら脱脂を行い、対策品のガスケットを組み込んでいく。
対策品の方は厚みが十分にあり、プラグホール内側のカエシ部分も二重構造になっている。これは大変安心感がある。
組み込む際は液体ガスケットをゴムブッシュの周囲に塗布してから向きに注意しつつ組み込む。
こんな具合で組み込んだら完全硬化まで6時間程度なのでしばらく放置。。。
下準備に関してはこれくらい。
今回は左右バンク後方についているカム角センサーも交換する。
インマニを外す工程があるこの機会にやっておくに越したことはない。
図にあるのはZ33前期用、安心の日立製のセンサー。左右バンクで形状が違うので手配時は品番を間違えないように注意が必要である。
次回はバラして組込み、完成させるまでを書き綴る予定である。