京福平成手記

多趣味リーマンの実体験アーカイブ

アライメント調整 ~ちょっと姫路まで。

度重なる足回りの仕様変更がひと段落したのでアライメント調整に行ってきた。

依頼する店は10年ほどの付き合いで、私の持ち込む車両を毎度見てくれているなんとも頼りになるお店。

店主もそれなりに遊んでいた過去がありこういった車に対する理解がある方なので頼りになる。

過去オーナーによる右フロントの軽微な事故があるので少々狙った数値が出にくい。

そんな中で上記のように調整していただいた。

狙ったところは以下の3点。

 

・フロント、リアのトーのバラつき補正。味付け変更。

↳左右をそろえて極力トーゼロに持っていきコントロールしやすい方向に。直安性や足回りの動き方の性質面からフロントは若干のトーインへ。

キャンバーはストリートラジアル、ミニサーキットや山などのステージを見据えたSETに変更。

↳寝かせすぎているキャンバーを起こしてタテを稼ぐ方向へ。タイヤの減り方見つつバランスの微調整。

・キャスター補正/基準程度でOK(理由あり)

いろいろ試していって思ったのだが、結局数値どうこうより見た目の左右差をゼロに近づけるのが一番大切かなと。今回はそういうオーダーをした。

 

このお店はきちんと狙った数値を出してくれるのは勿論、数値を出した後の実走テスト後、細かな微調整や要望に応じてくれる。

今時は自車の実走テストをしてほしくないというオーナーが多いのだが詰めるのであれば実走あってこそだと私は思う。

ただ今回のこの車両に関してはよう乗りこなせそうにないとのことで私が実走テストをすることに。

 

ということで早速試走に行った。

行先はやはりココ。

心なしか桜の花が咲いてきている。

都会の喧騒から逃れて風景を楽しみつつ、足回りのテストをするのであれば静かなこの場所が最適。

そこそこしっかりと数値を変更したせいかタイヤに変なフィールがある。狂ったアライメントで走っていたからか削れ方の差によるゴロゴロ感がステアから伝わってくる。

路面からの反力がもろにステアリングに伝わる。

一度熱入れて溶かして整えてやればそのうちまとまるだろう。

適切なSETしたことによるトラクションの向上、ブレーキング時の安定性とストッピングパワーの向上、コーナリング時の安定性向上、直安性の向上を確認できた。

概ね予測通りの感触で一安心。

ここでひとつ。。。

キャンバーに関して言えば、つまるところタイヤのグリップを縦に振るか横に振るかのスキル分けであると私は思う。

そしてそれが目的の速度域や足回りのセッティング、特性にマッチしていないとノーマルより悪いフィーリングになることもしばしばあるので注意が必要。。。

変更することによってどのようなメリットデメリットがあるのかを見極めていかなければ、仕上がりに天と地ほどの差ができるというのも車弄りの奥深さの一つ。

答えを探っているときや結果が出たときは最高に気持ちいい。

 

今回についてはしばらく走行したが特に不満な部分が出てこない。

しいて言えばもう少しトーインを増やしてもいい気がするがタイヤの消耗度合いの差から、判断を急ぐべきではないと感じたためこのまま様子見。

その先で微調整がベストだと判断した。

 

翌日。。。先日のチェックに続き姫路までのロングラン。

その日は姫路の友人宅に用事があって1日宿泊予定だったので軽い小旅行。

ロードスターで姫路に行ったのだが、京都よりも車の運転が優しい。変に詰め寄ってこないし左右からバンバン原付が駆け抜けていくこともない。

土地もそれなりに広くいろんなところに余裕がある。

この日は友人宅に車を置き去りにして観光を。

街のつくりやにぎわい方など正直京都よりもうまく行ってるのではないだろうか?

メインストリートだけでなく小さい商店街もうまく利用しながら若者にあふれかえっていた。

夕食として選ばれたのは友人おすすめの中華料理屋さん、紅宝石。

地元にずっとある老舗のようで、リーズナブルなのに量が多くそれでいて大変おいしい。

麻婆炒飯なるものがカンバンメニューらしいので注文した。

一口目で感じたがコレ、非常に辛い。辛さが選べるようで標準を注文したが苦手な方はピリ辛をチョイスすることをお勧めする。本当に辛い。

だがしかし癖になる辛さで…何度も手を付けてしまう。

卵のまろやかさも相まって食が進む。。。

他にもチンジャオロースや酢豚などを食べたがどれも美味しい。ハズレがない。

 

ちなみにこの店では食事をすると無料でドリンクバーがついてくる。

ドリンクのサーバーが2階にあるので1階で食事をするのであれば取りにいかなければいけないがなんせ無料なのだからそこは目を瞑ろう。

 

そのあとは日本酒のバーや居酒屋を転々とし、友人宅でぐっすりと眠った。

その地を去るのが惜しくなるほどの充実感を与えてくれた。

ありがとう姫路。

また来ようと思う。